Nanchan's Custom Gun

●HW樹脂へのケースハードン処理●

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本来は表面硬度を上げるために熱処理で行われる処理ですが、HW樹脂のモデルガンではそうはいきませんので2種類のブルー液の希釈倍数を変えながらの処理になります。
因みに実銃でのケースハードニングは非常に難易度の高い「技」だそうで、やはりコルトS.A.A.のものが最も美しく仕上がっているそうです

エッジをタレさせることなく平面部のヒケを取り除き、曲面部も綺麗に面を出しながら金属光沢が出るまで磨き上げます。

 

極薄く希釈したブルー液に極短時間漬け込み、乾燥させた後に真鍮ブラシで表面を整えます。

 

ケースハードン独特の模様入れに入ります。
まずはじめに、小筆を用いて20倍程に希釈したスチール用のブルー液で基本的な模様を入れます。
筆に含ませるブルー液の量で色の濃さが変わります。仕上がりをイメージしながらブルー液の量を変え、模様を入れていきます。

 

次に青色を入れる作業に入ります。
5倍程度に希釈したアルミブラックを使用します。
先ほどの作業で濃い目に変色した部分に処理をすると、よりそれらしい仕上がりになってくれます。

 

最後にクリアコート剤を吹き付け乾燥後、コンパウンドで表面を磨いて終了です。

意外と重要→<<金属パーツへのブルーイング>>

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