【ブルーイング】
ガンブルー液を使用し、ヘビーウエイト材に含まれる金属粉と化学反応をさせ着色する処理法です。
光の反射する角度で様々に変化するその表情は、やはりブルーイングでしか得ることは出来ません。
ガンブルー液を使用し、ヘビーウエイト材に含まれる金属粉と化学反応をさせ着色する処理法です。
光の反射する角度で様々に変化するその表情は、やはりブルーイングでしか得ることは出来ません。
写真はハートフォード製シビリアンです。
まず矢印@の方向へのペーパー掛け、次に矢印Aの方向へペーパーを掛けて綺麗な曲面を出していきます。
フレームは矢印Bの方向へ青ラインの所まで磨きます。
次にDの赤ラインから放射状に磨きます。これは、矢印Cの部分のエッジをたれさせないためです。
シリンダーは矢印Eの方向へ磨きます。ここでもフルート部のエッジに注意しながらの作業になります。
重要なのは、各部エッジをたれさせないこと。どんなにピカピカに磨いても極端にエッジがタレていては、あまり見栄えが良い物にはなりません。
ハートフォードSAAのマズル部は右側のように丸い形状になっています。
それを右側のように平たく加工してやると、マズル部の表情がグッと引き締まってくれます。
上はハートフォード製、下はハドソン製のバレルです。
磨き上がりはこの様な感じになります。
240番〜2000番までのペーパーを使用しての作業になります。
400番からの方が無難なのかもしれませんが、ヘビーウエイト材は結構深いところまでユジワがあるため240番のペーパーで削り取ってしまいます。
これは最終的にヘビーウエイト材の「目潰し」をするための道具、モデラとドライバーです。
どちらも鏡面まで磨いてあります。
これは「ドブ漬け」でブルーイング処理を行う時の方法です。
最近はもっと大きな容器に漬け込んでいます。
もっとも今では「ドブ漬け」だけという訳ではなく、「塗り」の補足的な方法として、もしくはその逆と、その時々で染め方を変えながら作業をしています。
染めた部分を綺麗に磨いて完成です。
素材間での作業説明が順不同になってしまいました。
本来は全体の磨き→フレームのケースハードン→ヘビーウエイトのブルーイング→金属パーツの磨きとブルーイングの順番で作業をしています。
【Nanchan作業日記】←こちらの方で、より詳しい作業内容を紹介しています。
よろしければご覧ください。