ブルーイングの色合いや質感を写真と言葉で100%お伝えすることは、たぶん不可能なのかもしれません。
実際、現物を直に見ても、「昼か夜か」とか「照明の具合」。「壁の色」はたまた「着てる服の色」にも影響され、その時々で様々な表情に変化してしまいます。
こちらで紹介させて頂いてる写真は、間接的に自然光の入る部屋で、「天井の昼光色の蛍光灯」「壁に設置してある白熱灯を照明として使用し撮影した物です。
当時の銃の殆どは、工芸品のように美しく仕上げられていました。この銃もその例に漏れず、職人が丹念に仕上げ美しい艶を放っていたはずです。本商品もその様な仕上がりを目指し作業を行いました。
【磨き】に大幅な作業時間を割き、より深い艶とコルト独特の色合いや風合いを出すこが出来たと思います。
CAWのHW樹脂はブルーイングすると非常に硬質な質感と深い色合いに仕上がってくれます。

M1860ARMY独特のバレル形状、見た目以上に沢山の複雑な面で構成されていますので特に手を入れて作業しなければなりません。
ここの研ぎ出しで手を抜いてしまうと、途端にダラけたシルエットになってしまいます。

 

シリンダー及びフレームも、平面と曲面、直線と曲線が入り交じっています。
こちらもエッジを垂らすことなく繋げなけれなければなりません。

 

こちらは反対側の様子。

 

 

 

ケースハードン処理には多少の偶然性が作用してしまいます。作業内容からしてどうしようもない部分です。
本商品のケースハードンはとてもいい感じにしあがってくれました。
私自身の好みなのですが、【滲むような】【流れるような】模様、コテコテになり過ぎない仕上げを目指して作業をしております。

 

反対側からの写真。
ブルーイングとケースハードンとのコントラストがコルトシングルアクションリボルバー独特の雰囲気を醸し出します。。

 

金属パーツ類のケースハードンは、フレームとはやや違った手順での作業になります。
こちらもとてもいい感じに仕上がってくれたと思います。

 

反対側からの写真。
これらパーカッションリボルバーシリーズの作業で以外に大変なのは金属パーツ類です。トリガーガード、バックストラップ、ハンマー、ローディングレバー類などそれぞれ比較的大きなパーツで本体を形作る非常に目立つ主要パーツの一つだからです。
このパーツ類も、丹念に仕上げなければなりません。 。

 

トリガーガード周りの様子
光の反射で、刻印が一部白飛びして見辛くなってしまいました。スミマセン。

後部からの様子。
メカメカしいながらも色っぽい形をしています。M1860ARMY、とても女性的美しい形をしています。



商品価格の内訳
本体価格 31,000円
ブルーイング、ケースハードン作業代 75,000円

106,000円
割引 -8,000円
合計価格 98,000円
在庫なし